専門家に依頼する目的は、書類作成というより内容の確認が目的といえます。
会社を設立する際、一番重要なのは定款作成です。
この内容を良く理解して作成しないと、後々不都合が起きることがあります。将来のことを考えれば、あらゆるケースを想定しておかなければなりません。
雛型の定款に会社名だけ変更してしまうと、あなたが作った会社なのに、思うようにいかない、仕事がしにくい会社になってしまうこともあり得るのです。
専門家に依頼すれば、内容をお聞きして、あなたの会社に対応したオリジナルの定款を作成してもらえます。
書類作成を依頼するというより、内容を相談し確認・検証してもらえるのが目的といえます。
また、ご自身でやるにはある程度の勉強と資料集め、そして実際に手続きする時間と労力が、どうしてもかかります。
時間と労力がかかることが自分で設立するデメリットといえます。
ですから、ご自分でやってみたいと思われる方は、ある程度時間の余裕をもって始めれば大丈夫だと思いますが、時間と手間ひまをかけることがもったいないと思われる方は、最初から専門家に依頼したほうがスムーズに開業できると思います。
ちなみに、会社設立時の定款認証の際は、多くの専門家が使用している電子定款認証を使用した場合、自分で定款を作成し、紙で作成した定款を認証してもらう場合に比べて時間的な削減ができるだけでなく、印紙代の4万円を削減し、コストの面でのメリットを享受することができます。